MTRとは?

今回は「ＭＴＲ」について書いてみましょう。
 
 
 
ＭＴＲとは「マルチ・トラック・レコーダー」の略で、
 
多重録音するための機械です。
 
自分の音楽をＣＤにしたいときなど、
 
手軽に使える機械ですね。
 
 
 
パソコンでも同じことは可能ですが、
 
パソコンとソフトを使いこなす知識が必要です。
 
これについては次回書くことにします。
 
 
 
さて、ＭＴＲは多重録音する機械と書きましたが、
 
何が便利なのでしょうか？
 
 
 
 
たとえばバンドの音楽を録音する時のことを考えてみましょう。
 
全員で一斉に演奏し、一発で録れれば早いのですが、
 
一人が一部分だけ間違えた場合、また全員で最初から演奏しなおす必要があります。
 
 
 
こういう場合、一人ずつ録音し、
 
間違えたところだけ部分的に修正できれば便利ですよね？
 
ＭＴＲを使えば、これが可能です。
 
 
 
一昔前、ＭＴＲはテープ式だったので
 
何度も録り直すと音が劣化していました。
 
ですが現在では、ほとんどの製品でデジタル録音ができるので
 
音が劣化する問題はなくなりました。
 
つまり、納得のいくまで何度でも録れるという事ですね。
 
 
 
デジタルなので、とても細かく録りなおすことも可能です。
 
たとえば、ヴォーカルの息継ぎ部分で一区切りしながら録ることもできます。
 
 
 
こうして出来上がった各パートを、
 
１つにまとめて曲にします。
 
 
 
別々に録っているので、
 
後からパートごとの音量調整が可能です。
 
さらに、最近のＭＴＲはエフェクトを内蔵している製品がほとんどなので、
 
ヴォーカルだけリバーブを強めにかけるなど、
 
エフェクトの調整も可能です。
 
 
 
ＣＤ−Ｒドライブ内蔵のＭＴＲならば、各パートのバランスをとった後、
 
そのままＣＤ−Ｒに書き込んで出来上がりです。
 
内蔵していないものは、一旦パソコンに取り込んでからＣＤ−Ｒにします。
 
 
 
自分の音楽をＣＤ−Ｒに残しておきたい場合は、
 
ＭＴＲを使って作ってみてはいかがでしょうか？ 
 

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4th-signal Music代表 森光美文（ワイム）