■わくわく作曲先生HOME > DTM、作曲、レコーディングの豆知識 > サイドチェーンの説明と使い方サイドチェーンの説明と使い方難易度4★★★★☆___________ 「サイドチェーン」について書いてみましょう。 「サイドチェーン」とは、聞いたことがないかもしれませんが、 ミキシングの応用テクニック(機能)です。 たとえば、ミキサー上に 2つのチャンネル(A、B)があるとします。 チャンネルAには、「アー」という伸ばした声を入れ、 エフェクトはコンプを挿入しておきます。 チャンネルBには、ハイハットの音だけを入れておきます。 通常ならば、コンプが挿入されたチャンネルAで、大きな音が鳴れば (コンプがかかり始める大きさの音が鳴れば) チャンネルAの音にコンプがかかりますよね。 ですが、サイドチェーンによって、チャンネルA、Bをつなげておけば、 チャンネルBのハイハットが鳴ったタイミングで、 チャンネルAの音にコンプがかかる、という現象を表現できます。 ハイハットが鳴るタイミングでコンプがかかるので、 チャンネルAは「ァーアーァーアー」のような状態になります。 では実際に、どういう時に使えるテクニックかというと、 たとえばトランスなど、4つ打ちのバスドラに、 裏拍でベースが鳴っているパターンがありますよね。 こういうパターンを作りたい時、 裏拍に8分音符でベースを打ち込むのも良いのですが、 サイドチェーンを使うと、また違ったカッコ良さが出せます。 具体的には、チャンネルAに全音符のベースを入力し、 コンプを挿入しておきます。 チャンネルBには、4つ打ちのバスドラを入れておきます。 そして、サイドチェーンによって、チャンネルA、Bをつなげておけば、 チャンネルBのバスドラが鳴ったタイミングで、 チャンネルAのベースにコンプがかかる、という現象を表現できます。 つまり、バスドラが鳴っている時だけ、 ベースはコンプによって圧縮され、 音が小さくなります。 その結果、先ほど書いた 4つ打ちのバスドラに、裏拍でベースが鳴っているパターンが作れます。 しかも、ちょっとカッコ良いグルーブ感が出てきます。 お使いのDTMソフトに、「サイドチェーン」の機能があれば、 試してみると面白いですよ♪
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