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位相のずれとは

難易度4★★★★☆
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今回は「位相のずれ」について書いてみましょう。


「位相のずれ」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、

これはいったい、何を意味しているのでしょうか?


いろいろな要素がありますが、

DTMに限って簡単に言うと、

「時間差」のことです。


たとえば、2本のマイクを使って

1つの楽器を録音するとしましょう。

すると、マイクの位置によっては、

時間差が生じます。

この時間差が、時々問題となります。


こちらの図を見てください。






これは、ある楽器を録音した波形ですが、

(1)と(2)の、「山の位置」と「谷の位置」を比べてみてください。

ちょうど逆さまになっていますよね。


このように、ちょうど逆さまになっていると、

山と谷が打ち消しあい、音が消えてしまいます。

これが、位相がずれている状態です。


2本のマイクの時間差によっては、

これと同じ現象が起きます。



では、どうすればいいかというと、

波形を少し前後に移動させ、山と山、谷と谷を合わせます。

(2)と(3)は、位相が合っている状態です。


あるいは、DTMソフトによっては、

位相を反転させることが出来ます。

実は(2)は、(1)を反転させたものです。

ちょうど、上下が逆転していますよね。


このように、位相反転機能を使って、

位相を合わせることもできます。



ただし、「必ず位相を合わせなければいけない」というわけではありません。

やれるだけのミキシングをやってみて、

なぜか音がこもったり、聞こえにくいと感じたら、

位相を疑ってみる、というくらいで良いと思います。


多少ずれている方が、自然なこともありますからね。





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