■わくわく作曲先生HOME > DTM、作曲、レコーディングの豆知識 > 空間系エフェクト(ディレイ、リバーブ)空間系エフェクト(ディレイ、リバーブ)難易度3★★★☆☆___________ 今回は「空間系エフェクト」について紹介します。 「空間系エフェクト」とは、その名の通り、 空間を表現するエフェクトです。 主なものに「ディレイ」「リバーブ」があります。 まずは「ディレイ」から紹介しましょう。 「ディレイ」とは、音を遅らせて発するエフェクトです。 やまびこのような効果ですね。 僕の小学生の時、遠足でよく「朝日山」という山へ登りに行ったのですが 山に登ると、必ずと言っていいほどやる「やっほ〜」というアレですね。 どれくらいの時間遅らせるかという値を「ディレイタイム」と言うのですが、 この「ディレイタイム」を調整することで、 いろいろな効果を作り出せます。 「ディレイタイム」をかなり短くすれば、音を太く聞こえるようにできるし、 長くすれば、音に広がりが出せます。 もっと長くすると、原音を追いかける「輪唱(りんしょう)」のような効果も作り出せます。 「カエルの歌が〜♪」のような効果ですね。 輪唱効果を作るときは、テンポに気を付けましょう。 輪唱の間隔とテンポがずれると 聞き苦しくなることがあります。 リズムに合わせて輪唱することが望ましいですからね。 (※自動的にテンポと同期させる設定もあります。) 次に、「リバーブ」を紹介しましょう。 「リバーブ」とは、残響音を作るエフェクトです。 風呂場で歌うと、歌がうまくなったように聞こえますが、 これがリバーブの効果です。 「ディレイ」と似ていますが、 「ディレイ」は一方向への残響音を作るのに対し、 「リバーブ」は多方向への残響音を作ります。 「リバーブ」の設定を見てみると、「Room」や「Hall」などがありますが、 これはまさに、その空間をイメージしています。 「Room」だとちょっと狭(せま)めの空間っぽいっし、 「Hall」は広いホールのような響きが作り出せます。 「チャーチ」という設定もありますが、これは教会ですね。 ぼくは教会に行ったことはないので分からないのですが、 「チャーチ」の設定にしてみると、なんとなくイメージは分かります。 リバーブは1種類だけでなく、 複数の種類を組み合わせて使うこともよくあります。 もちろん「Room」や「Hall」などを、 細かく編集もできます。 少し残響音を増やしたり、長く響かせたりする「微調整」は可能です。 結局は自分の耳で判断して、 目的に合った設定にするのが一番良いですね。
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