ピッチ(音程)補正の落とし穴

ピッチ(音程)補正の落とし穴


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今回は「ピッチ(音程)補正の落とし穴」について書いてみましょう。


ピッチ補正とは、音程を正しく直す機能です。


たとえば、ヴォーカルレコーディングをすると、

微妙に音程が外れていることがありますよね。

ピッチ補正を使えば、こういう微妙なズレを直したり、

あるいは音程を意図的に変えて、ハモリを作ることも可能です。


最近のDAWソフトは、ピッチ補正機能を

標準装備しているものが多くなりましたね。


ただ、このピッチ補正機能は便利ですが、

使い方によっては、作品をダメにしてしまう可能性があります。


一般的には、正しい音程で歌えるヴォーカルが

「うまいヴォーカル」と思われていると思います。

そのため、ピッチ補正機能を使って、

完璧に音程を補正してしまう人がいます。


ですが本当に、正しい音程で歌うことが

うまいヴォーカルと言えるのでしょうか?


もちろん、あまりにも音程が外れるのはマズイですが、

あえて音程を少しズラすという方法もあります。


微妙に高めの音程を歌うことで、

周りの音に埋もれない、抜けの良い声になります。

逆に、微妙に低めの音程を歌うことで

重みのある声になります。


また、生バンドのヴォーカルであれば、

多少は荒い音程のヴォーカルの方が似合います。


少し低い音程から始まり、正しい音程に近づくヴォーカリストや、

逆に、少し高い音程から始まり、正しい音程に近づくヴォーカリストもいますね。


ヴォーカルは生ものです。

ミキシング初心者は、ピッタリと正しい音程に補正しがちですが、

以上のような部分まで補正してしまうと、

無機質なヴォーカルになります(あえて無機質を狙う場合もありますが)


ヴォーカリストの「個性」と「抑揚」を認めたうえで、

補正する所としない所を判断しましょう。


そうすれば、ヴォーカリストの個性を活かしたミキシングが出来ますよ。


以上のことを意識して、ミキシングしてみてくださいね(^◇^)ノ


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