アボイド・ノート(回避音)/メルマガ作曲講座「音楽理論編」

アボイド・ノート(回避音)


わくわく作曲先生♪トップページ作曲ノウハウ > 作曲87の法則 > アボイド・ノート(回避音)



今回は「アボイド・ノート(回避音)」です。

コードには、ある程度自由にテンションを入れることができますが、
使わない方がよい音(アボイドノート)があります。

この音は、使い方によってはおもしろい効果が得られますが、
コード内の他の構成音とうまく融合しない(響かない)音なので、
理由がない限り避けた方が無難です。


アボイド・ノートは簡単に言えば「半音でぶつかる音」です。

半音同士で隣り合う音を同時に弾くとすごく「きもちのわる〜い」響きになります。
ホラー系にはいいかもしれませんけどね(笑)



例を挙げながら図で説明していきましょう。

→こちらの図を見て下さい(別画面表示)。


図を見ながら一緒に確認していきましょう。


たとえば「Cメジャー・コード」の構成音は「ド」「ミ」「ソ」ですよね(図1)。
この3音に「ファ」を入れて弾いてみましょう。

…なんか気持ち悪いですよね。
これは「ミ」と「ファ」が半音でぶつかっているからなのです。
つまり、「Cメジャー・コード」では「ファ」はアボイドノートということになります。



同様に「Gメジャー・コード」の構成音は「ソ」「シ」「レ」ですよね(図2)。
この3音に「ド」を入れて弾いてみましょう。

…やはり気持ち悪いですね。
ここでは「シ」と「ド」が半音でぶつかっているからなのです。
つまり、「Gメジャー・コード」では「ド」はアボイドノートということになります。



曲の構成上、どうしてもアボイドノートを使いたい場合はどうしましょうか。



大丈夫です。解決方法があります。

たとえば「Cメジャー・コード」で「ファ」を使いたい場合、「ミ」を弾かないようにするのです。
厳密に言えば「ド」「ファ」「ソ」の「Csus4」に変えてしまうのです(図3)。

同様に「Gメジャー・コード」で「ド」を使いたい場合、「シ」を弾かないようにするのです。
つまり「ソ」「ド」「レ」の「Gsus4」に変えてしまうのです(図4)。



もう少し例を挙げましょう。
「Eマイナー・コード」で「ド」を使いたい場合、
「シ」と「ド」が半音でぶつかるのでアボイドノートになりますよね。

これも同様に「シ」を弾かないようにするのです。
構成音は「ミ」「ソ」「ド」となります。
この構成音はなんでしょう?(図5)

そうです。「Cメジャー・コード」ですよね。
左手で「ミ」を、右手で「Cメジャー・コード」を押さえる形になります。
これはコード表記では「ConE」または「C/E」と表します。

他のコードも同じです。
半音でぶつかる音に気を付けましょう。



参考までに、「CM7」では「ド」はアボイドノートになる可能性があります(図6)。
「C」のコードなのに「ド」がアボイドノートなんて変な感じですよね。

でも「シ」と「ド」は半音でぶつかっているのです。
通常、コード構成音が4音以上の場合は、右手ではルート音をはずし、左手だけでルート音を弾きます (図7)。



ややこしくて「頭がごちゃごちゃしてきたぞ〜!!」という人は、
「半音のぶつかり合いは避ける」
とだけでも覚えておいて下さいね。



次回は、今回出てきた「ConE」や「C/E」などの分数コードについて解説します。



→わくわく作曲先生「作曲87の法則 」目次へ戻る

→わくわく作曲先生「トップページ 」へ戻る