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『ト音記号』と『ヘ音記号』の関係

前回は「鍵盤と音の関係」を説明しましたが、
今回は楽譜の読み方を説明しましょう。

「ト音記号」なら何となく読めるけど、
「ヘ音記号」は全く分からないと言う人も多いのではないでしょうか?

でも基本が分かれば簡単です。
ずらしていくだけですからね。

こちらの図を見てください。

この図は「『ト音記号』と『ヘ音記号』の関係」を表したモノです。

真ん中の赤い音符が、鍵盤の真ん中の「ド」の位置です。
ここを基準にずらしていけば簡単ですね。

この図で赤い「ド」の位置を覚えておくだけでも良いのですが、
自分なりの基準となる位置をいくつか決めておくと、
読むスピードが速くなるでしょう。

例えば「ト音記号」部分だと、「シ」を読むには、
赤い「ド」から
「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」と数える必要があります。

ですが、赤以外の「ド」の位置も覚えておくとどうでしょう?

「ド、シ」と2つ下るだけですね。

この要領で、いくつかポイントを覚えておくと楽ですね。

ちなみに「ト音記号」「ヘ音記号」の由来は「日本読み」にあります。

前回、「A,B,C… 」という読み方と
「ド、レ、ミ…」の関係を説明しましたが、
日本読みでは「ハ、ニ、ホ、…」となります。

すると「ト音」は「G」、「へ音」は「F」ということが分かります。

では、あらためて「ト音記号」「ヘ音記号」の「記号の形」を見て下さい。

なんとなく「ト音記号」は「G」、
「へ音記号」は「F」の形に見えてきませんか?

これが「ト音記号」「ヘ音記号」の由来です。

そして「ト音記号」の“クルッ”と囲まれた部分が「G=ソ」、
「ヘ音記号」の点々の間が「F=ファ」になっています。

このことを覚えておくと、音のポイントを覚えるときに楽ですね。

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