今回は前回の続きです。
前回は「メジャー・スケール」と「ナチュラルマイナー・スケール」について説明しました。
今回は「マイナースケール」についてもう少しご紹介しますね。
「マイナースケール」には「ナチュラルマイナー・スケール」以外にも
「ハーモニックマイナー・スケール」、「メロディックマイナー・スケール」があります。
1つずつ見ていきましょう。
わかりやすいように「ラ」をベースとした「Aマイナースケール」で説明します。
キーボードの場合は実際に左手で「ラ」を押さえながら、右手で各スケールを
弾き比べてみるとわかりやすいですよ。
●「ナチュラルマイナー・スケール(図1)」
図1.Aナチュラルマイナー・スケール
これは前回ご紹介した、一般的なマイナースケールですね。
「全、半、全、全、半、全、全」という並びになっています。
●「ハーモニックマイナー・スケール(図2)」
図2.Aハーモニックマイナー・スケール
これは第7音をさらに半音上げたスケールです。
「全、半、全、全、半、増2度、半」という並びになっています。
弾いてみると、非常に特徴のある響きになっていることがわかると思います。
どっぷりとマイナーに浸っているという感じですね。
●「メロディックマイナー・スケール(図3)」
図3.メロディックマイナー・スケール
これは「ハーモニックマイナー・スケール」からさらに第6音を半音上げたスケールです。
「全、半、全、全、全、全、半」という並びになっています。
しかし、メロディーが上行か下行かにより変わるという特徴を持っています。
下行は「ナチュラルマイナー・スケール」そのままですね。
「ハーモニックマイナー・スケール」の特徴を生かしつつ、メロディーの流れを
付けやすいスケールと考えることもできます。
ここまではいろいろな本に載っています。
次回からはさらに飛躍した「スケール」の紹介をします。
→「作曲87の法則 」目次へ戻る
→オンライン作曲講座「わくわく作曲先生♪」トップページへ戻る