今回は「ギターその2『アルペジオ』」です。
アルペジオを、DTMでそれらしく表現する方法を紹介しましょう。
前回は「わからなくなったらギターを弾いている状態をイメージしてください。」と書きましたが、今回もポイントは同じです。
アコースティックギターでよく聞く奏法に「アルペジオ」という方法があります。
コード構成音を中心に一音ずつ「チャラララ~」と弾く奏法です(図1)。
図1 アルペジオ基本パターン
バラードなどで切ない雰囲気を出すにはぴったりの方法ですよね。
「これは一音ずつだから打ち込むのも簡単なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、
これも雰囲気を出す方法があります。
ギターを弾いている状態をイメージして下さい。
一度弦をはじくと、左手で押さえている弦を握りかえるまでは、弾いた音は鳴っていますよね?
つまり、弾き終わった音をすぐ切るのではなく、コードが変わるまで伸ばしておきます。
そして次々と音が重なっていくようにします。
これがアルペジオを打ち込む時のポイントです。
その他のポイントとしては、アルペジオ中に9thを混ぜる方法(図2)や
部分的に音を重ねる方法(図3)も効果的です。
図2 9thを絡めたパターン
図3 部分的に音を重ねたパターン
いろいろ試してみましょう。
次回はプログレなどでよく使う「オルガン奏法部分的に」をご紹介します。
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