今回は「アコギの録音方法」について書いてみます。
アコギ(アコースティックギター)には、いくつかの録音方法があります。
それぞれ特徴や必要な道具があるので、自分に合った方法を選びましょう。

アコギをマイクで録音する方法
まずは一番良く使われる「マイクでの録音」です。
アコースティックギターを録音するには、静かな環境が必要です。
コードストロークならそれなりの音量が出ますが、
アルペジオのような繊細な演奏では、特に注意が必要です。
アルペジオを綺麗に録りたいなら、コンデンサーマイクを使いたいですね。
【参考記事】ダイナミックマイクvsコンデンサーマイク

コンデンサーマイクは非常に感度が高いので、エアコンの音や外の雑音まで拾ってしまいます。
録音時にはエアコンを切りましょう。
できれば防音がしっかりしたスタジオを借りるといいですね。
バンド練習用のスタジオでも十分です。
また、マイクの配置も重要で、音質に大きな影響を与えます。
サウンドホールやブリッジ付近、ネックの辺りなど、
いろいろ試してみましょう。
エレアコを使う録音方法
エレアコとは、アコースティックギターに
マイクやピックアップ(後述)が内蔵されているギターです。
これを使う方法は一番簡単かもしれませんね。
エレアコは、アンプや録音機器に直接つなぐだけで、
ノイズが少なく、手軽に録音できます。
ピックアップの特性によって音が変わるので、
自分の好みに合うものを選ぶのがポイントです。
ピックアップを使うアコギ録音方法
ピックアップとは、弦の振動を電気信号に変える機械です。
ギターの弦と胴体の間にはめ込む形が一般的です。
モノによっては、ギターを改造する必要があることもあります。
ピックアップには、アクティブタイプとパッシブタイプがありますが、
それぞれ特性が異なります。
アクティブタイプはノイズが少なく、高出力で安定した音質を提供します。
一方でパッシブタイプは自然な音色が特徴で、プリアンプが必要になる場合があります。
録音したい音質や演奏スタイルに合わせて選びましょう。
アコギにサウンドホールマイクを付けて録音
ギターの胴体に開いている穴(サウンドホール)に、
専用のマイクを固定して録音する方法です。
アーム付きのものだとマイクの位置を調整でき、録音の幅が広がります。
自宅でも比較的簡単に使えるので便利ですね。
ただし、サウンドホールマイクも周囲のノイズに弱いので、
録音環境には注意が必要です。
自宅でキレイにアコギ録音するには
1、録音環境の工夫
アコギの録音では、部屋の環境が音質に大きく影響します。
スタジオを使うのが理想ですが、自宅で録音する場合、
防音や音響を工夫することでノイズを軽減できます。
吸音材を壁に貼ったり、厚手のカーテンやカーペットを利用すると
手軽に環境を整えられます。
録音前に部屋を整え、不要な音を徹底的に排除しましょう。
2、ノイズ対策
録音時のノイズを減らすためには、いくつかの工夫が必要です。
例えば、質の良いシールドケーブルを使うことで電気ノイズを抑えられます。
また、ノイズフィルター付きの電源タップを活用すれば、
電源環境の影響を最小限にできます。
録音後にはDAWでノイズリダクションを使い、細かなノイズを削除するのもおすすめです。
3、エレアコと純アコギの音の使い分け
エレアコはピックアップを通じて音を拾うので、ノイズが少なく録音が簡単です。
ただし、少し無機質な音に感じるかもしれません。
一方、純アコギはマイクで音を拾うため、温かみのある自然な音色を得られます。
ですが、環境ノイズの影響を受けやすいです。
用途や環境に応じて適切に使い分けると良いでしょう。
まとめ
以上のように、アコースティックギターの録音方法は、
目的や環境、使用する機材によってさまざまです。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。
マイクの配置やノイズ対策、録音後の調整も重要です。
正解は1つではないので、ぜひ試行錯誤しながら、
あなたに合った理想的な音を追求してくださいね(^◇^)ノ
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