今回は「コード進行の基本(その1)」です。
まずは、コード進行を知るための重要な基本「ダイアトニックコード」についてお話ししましょう。
ここではわかりやすいように「key=C」に限定して話します。
が、キーが変わっても考え方は同じです。
インターバルさえ理解できていれば「ずらす」だけですからね。
図を見ながら確認していきましょう。
「key=C」の時、ダイアトニックコードは図1になります。
弾いてみると気づきますが、全て白鍵「ドレミファソラシド」で構成されています。
図1. ダイアトニック・コード
そしてこの7つのコードにはそれぞれ
「トニック(T)」、「ドミナント(D)」、「サブドミナント(SD)」いずれかの特性があります。
すべての解説は次回に回して、
今回はその中でも代表的な、主要三和音で解説していきます。
※豆知識
ダイアトニック・コード(図1)でのローマ数字表記は、
キーが変わってもわかりやすいように
こういう表現をされることがよくあります。
●トニック・コード(T)
曲のキーをルートとするコード。
例えば、Key=Cならばトニック・コードは「C」、Key=Fならばトニック・コードは「F」
となります。
とても落ち着く感じのするコードです。
●ドミナント・コード(D)
キーの(V)に位置するコード。
例えば、Key=Cならばドミナント・コードは「G」、Key=Fならば「C」
となります。
トニックに進行しようという力の強いコードです。
●サブドミナント・コード(SD)
キーの(IV)に位置するコード。
例えば、Key=Cならばサブドミナント・コードは「F」、Key=Fならば「Bb」
となります。
ドミナントへ行くことが多いが、トニックへ行くこともあります。
このようにkey=Cの時、基本となる主要三和音は「C」「G」「F」です。
簡単な曲であれば、この3つのコードだけで作れてしまいます。
これらは一般に「スリーコード」と呼ばれています。
実際に弾いてみて下さい。
図2. コード進行例その1
これは「起立」-「礼」-「直れ」っていう感じですよね。
図3. コード進行例その2
これは「起立」- 「帽子をとって」 – 「礼」-「直れ」っていうイメージがわきます。
次回もコード進行について解説します。
コード進行が解れば作曲はできたも同然(!?)です。
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