今回は3つのコード進行の1つ「強進行(ツー・ファイヴ)」です。
前回お話ししたように、コード進行は大きく分けて3種類あります。
●強進行(ツー・ファイヴ)
●スケールトーン・モーション
●ファンクショナル・モーション
今回はこの中の『強進行(ツー・ファイヴ)』を取り上げましょう。
●強進行(ツー・ファイヴ)
II→V(図1)のようなコード進行です。
この進行は最も強いコード進行なので「強進行」とも呼ばれているようです。
図1
これはインターバルを考えれば、
下記の進行も同じ「ツー・ファイブ」ということが分かります。
(例)
Em → A
Fm → Bb
Gm → C
Am → D
など、みんなDm→Gをずらしただけですよね。
これを普通のコード進行に組み込むだけで、
ちょっとした「一時的転調」の雰囲気を出すことができます。
より特徴を出すためには「7th」を付けて、
Dm7 → G7
(IIm7 → V7)
とします。
ダイアトニック・コードに7thを付けたものを
ダイアトニックセブンスコード(図2)
といいます。
図2
純粋な「7th」はダイアトニックセブンスコードの中では「V」にしか付かないので、
もし「V」以外のコードに「7th」が付いたならば、
一時的転調のサウンドを強調できますよね。
※ここで言う「7th」を「m7」や「M7」と間違えないように気を付けて下さいね。
次回は3つのコード進行の1つ「スケールトーン・モーション」解説します。
→「作曲87の法則 」目次へ戻る
→オンライン作曲講座「わくわく作曲先生♪」トップページへ戻る