今回は音質を調整する「イコライザー(EQ)」の続きです。
イコライザーとは、周波数(音の高さ)ごとに音の強さを調節できるエフェクトです。
今回はイコライザーを、もう少し詳しく紹介しましょう。
音質調整で注目するべき点は、大きく分けて「低音」「中音」「高音」です。
「低音」にはバスドラやベース、「中音」は声やコード楽器、
「高音」はハイハットやその他の高い音があります。
これらを強調したり、押さえたりして音質を調整します。
イコライザーで良く用いられる言葉に「ブースト」「カット」という言葉がありますが
「ブースト」とはその帯域のレベルを上げること、逆に「カット」とは下げることです。
では実際にどうやるかというと、まずは狭い範囲をブーストして、
調整したい楽器が強調される周波数帯を見つけます。
例えばバスドラをもっと強調したいという場合には、まず低音音域でバスドラが
強調されるポイントを探して、その周波数帯をブーストします。
細かいことをいうとアタック音などが別の周波数帯(中音域など)に有ることも多いのですが、
難しくなるので今回は、その話は置いておきましょう。
その他の楽器もやり方は同じですね。
ブーストばかりしていると音量がどんどん上がっていくので、カットも有効に使いましょう。
例えば中音域をブーストすることと、高音域と低音域をカットすることは
ほぼ同じ効果が望めます。
どちらかというと、カット中心のイコライザー調整のほうが
バランスがとりやすいでしょうね。
イコライザーの使い方は人それぞれなので、
いろいろ試してみてください。
次回は、その他のエフェクトを紹介します。
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