転調の種類/メルマガ作曲講座「音楽理論編」

転調の種類


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今回は、「転調の種類」を紹介します。

今回は概要説明なので図を使わず説明しますね。


転調とは、それまでのキー(調性)から離れて別のキーへ移るものです。

転調は大きく分けて2つあります。

●一時的な転調

一時的転調とは、一時的に別のキーへ移り、またすぐ元のキーへ戻る転調をいいます。
この一時的転調を使うことによって、コード進行に変化を付け、
斬新なコード進行を作ることができます。


●本格的な転調

本格的な転調は、曲のブロックなどまとまった単位でキーを変えます。
AメロとBメロでキーが違ったり、曲の後半で半音上がる転調がこれにあたります。



次に、よく転調し易いとされるキーの関係を紹介しますね。
元のキーと転調したキーが以下のものに当てはまるものは転調しやすいと言われています。

●同主調

同じ主音を持つ、長調と短調
C → Cmなど


●並行調

同一の調号を持つ、長調と短調
つまり、楽譜上のシャープやフラットの数が同じということです。
C → Amなど


●属調

主音のドミナントを主音(トニック)とするキー
例えば、キーがCのドミナントはG、キーがEのドミナントはBですよね。
(忘れた人は
バックナンバー第12回を参照して下さい。)
つまり、キーがCの属調はキーがGのものということになります。

属調の並行調にもスムーズに転調ができます。
C → Emなど


●下属調

主音のサブドミナントを主音(トニック)とするキー
例えば、キーがCのサブドミナントはF、キーがEのサブドミナントはAですよね。
つまり、キーがCの下属調はキーがFのものということになります。

下属調の並行調にもスムーズに転調ができます。
C → Dmなど


このようにスムーズに転調できる関係がありますが、僕はこの法則を結構無視して
ガンガン転調を使います。
その方法はまた今度のお楽しみということで。


次回は「転調その2」を紹介します。



→次の講座_第22回「半音上がる転調」を読む

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