コーラスエフェクト/メルマガ作曲講座「完成編」

コーラスエフェクト


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今回はエフェクトの一つ「コーラス」を紹介しましょう。

「コーラス」とは簡単に言うと「揺れ」を作るエフェクトです。

「ハモリ」などのコーラスとは若干意味合いが違います。



このエフェクトを何か一つの音源にかけると、複数の音源が鳴っているように聞こえます。

例えばバイオリンの音にかけると、複数のバイオリンが同時に弾いているように聞こえます。



通常、複数で同じパートを弾けば、人間ならば多少はズレますよね。

ぴったり同じように弾くことは不可能です。

このズレを利用して、複数に聞こえるようにしているわけです。

「ズレ」を「揺れ」と考えてもいいでしょう。



このエフェクトは包み込むような音(パッド、ストリングスなど)には特に有効です。

広がりが出てきますからね。



また、音を太く、厚くしたい時にも有効です。

微妙な「揺れ」が音を厚くするんですね。



ただし、このエフェクトをかけると音が広がるため、

音の定位(パン)が分かりにくくなります。



たとえば、パンを使って、

完全に「左」からだけ聞こえる設定にしても、

「やや左より」くらいになります。



このエフェクトも使い方次第ですね。



次回も引き続き、その他のエフェクトを紹介します。



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