テンションコードの仕組み/メルマガ作曲講座「音楽理論編」

テンションコードの仕組み


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今回は「テンションコードの仕組み」です。

「テンション」とは「緊張」という意味です。
テンションコードを弾いてみると、
その名の通り、「緊張感」があります。

テンションには「9th,11th,13th」などがあります。

では、1つずつ説明しますね。

●9th系コード



図1 ナインス系コード


「ルートからのインターバルが9thの音」を含むコードです。

たとえば「9、♭9、♯9」があります。


これらは一般的に、図1のように
ダイアトニック7thコードの上に重ねられます。


「C7(9)」では「レ」が「9th」

「C7(b9)」では「レ♭」が「b9th」

「C7(#9)」では「レ♯」が「#9th」

「Cm7(9)」では「レ」が「9th」

「CM7(9)」では「レ」が「9th」です。



テンションは、トップ音でなくてもかまいません。
図1の下段ように転回して、コードの真ん中に持ってきてもOKです。


ちなみに「7th」の音が無いものを「add9th(アドナインス)」と呼びます。

図1の一番右に載せている「Cadd9」は、
「ド、ミ、ソ」に「レ(9th)」が加わっていますよね。



●11th系コード



図2 イレブンス系コード


「ルートからのインターバルが11thの音」を含むコードです。

たとえば「11、♯11」があります。
メジャーコードでは、「11 th」はめったに使いません(#11は可能)。



このコードも9thと同様に、図2のようになります。


「Cm7(11)」では「ファ」が「11th」

「C7(#11)」では「ファ♯」が「#11th」です。



「7th」の音を含まないものは「add」という表記を使います。

なお、「ルート」や「完全5度(P5)」の音は、
右手コードから省略することも多いですね。

図2は、省略した押さえかたです。



●13th系コード



図3 サーティーンス系コード


「ルートからのインターバルが13thの音」を含むコードです。

たとえば「13、b13」があります。



「C7(13)」では「ラ」が「13th」

「C7(b13)」では「ラ♭」が「b13th」です。



以上がテンション・コードになります。

ここでもインターバル(音程)の知識が重要な役目をしていますね。



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