今回は「コード進行の基本(その2)」です。
今回も基本となる「ダイアトニックコード」の続きについてお話ししましょう。
ここではわかりやすいように「key=C」に限定して話します。
が、キーが変わっても考え方は同じです。
インターバルさえ理解できていれば「ずらす」だけですからね。
図を見ながら確認していきましょう。
前回も書いたように「key=C」の時、
ダイアトニックコードは図1になります。
図1. ダイアトニック・コード
弾いてみると気づきますが、全て白鍵「ドレミファソラシド」で構成されています。
そしてこの7つのコードにはそれぞれ
「トニック(T)」、「ドミナント(D)」、「サブドミナント(SD)」いずれかの特性があります。
前回は「C」「F」「G」の主要3和音のお話をしましたが、
今回はその他のダイアトニック・コードの特性についてお話しします。
その他のダイアトニック・コードに
「トニック(T)」、「ドミナント(D)」、「サブドミナント(SD)」を付けると
図2のようになります。
図2. ダイアトニック・コードの特性
(※厳密に言うと1つのコードに他の特性もあるのですが、
混乱を避けるため、現時点ではこうしておきます。)
これは是非、実際に楽器で弾いて雰囲気を感じてほしいですね。
そして大きなポイントがあります。
同じ特性のコードは代理コードとして使えるのです。
例えば
F-G-C
というコード進行に変化を付けたい場合、
このダイアトニックの特性を考えてコードを変えます。
(例1)
「F」を同じSDの「Dm」に変えると
Dm-G-C
ちょっと変化が出せますよね。
(例2)
さらに「C」を同じTの「Am」に変えます。
Dm-G-Am
こうすることでやや暗いイメージにできました。
ダイアトニック・コード内の代理コードを使うだけでも
いろんなコード進行ができますよね。
次回はコード進行の作り方について解説します。
これがわかれば自分でコード進行を組み立てることができるようになります。
→次の講座_
第14回「コード進行の基本(その3)」を読む
→わくわく作曲先生「作曲87の法則 」目次へ戻る
→オンライン作曲講座「わくわく作曲先生♪」トップページへ戻る