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音の呼び方まとめ。ド=C=ハ、音名と階名の違いなど

今回は「音の呼び方」について書いてみます。

音の呼び方には「ド、レ、ミ…」「A,B,C…」「イ、ロ、ハ…」など、
いろんな呼び方がありますよね。
そして「音名」や「階名」というものもあります。

今回は、主に初心者を対象とした、まとめのような内容になっていますが、
すでに理解している人も、復習として読んでみてください(^-^)

■音の呼び方の関係

まず、一番馴なじみが深いと思われる「ド、レ、ミ…」という呼び方はイタリア語です。
そして「A,B,C…」は英語、「イ、ロ、ハ…」は日本語の呼び方です。

これらは、以下のような関係があります。

・ド=C=ハ
・レ=D=ニ
・ミ=E=ホ
・ファ=F=ヘ
・ソ=G=ト
・ラ=A=イ
・シ=B=ロ

英語の読み方は、コード(和音)やkey(調)にも使われますが、
この関係を知っておけば、それぞれ、どの音を基準として作られるのか分かりますね。

例えば「CM7」や「Cm」というコードは「ド」を基準としたコード、
「DM7」や「Dm」というコードは「レ」を基準としたコードです。

日本語の呼び方は、コードに使われることはありませんが、
key(調)にはよく使われます。

ハ長調やニ短調という呼び方を聞いたことがあると思いますが、
先ほどまとめた関係と照らし合わせると、「C=ハ=ド」なので、

key=Cはハ長調(ドを基準としたkey)
key=Dはニ長調(レを基準としたkey)となります。

そして、マイナーkeyは短調のことなので、

key=Cmはハ短調(ドを基準としたマイナーkey)
key=Dmはニ短調(レを基準としたマイナーkey)となります。

コードやkeyについては、また別の機会に紹介するので、
今回は、以上の「音の呼び方の関係」を理解しておきましょう。

■音名と階名の違いとは?

「音名」と「階名」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、
これらは以下のような違いがあります。

・音名(おんめい)

音名は、音そのものの呼び方です。keyによって変化しません。

例えば、楽譜にkey=Dの調号が付いていて「レ、ミ、ファ♯、ソ、ラ、シ、ド♯」という音符が書かれていれば、音名はそのまま「レ、ミ、ファ♯、ソ、ラ、シ、ド♯」と読みます。

・階名(かいめい)

階名は、音階の中での位置を示すものです。keyによって呼び方が変わります。
keyの基準の音を、常に「ド」として読んでいきます。

たとえば、楽譜にkey=Dの調合が付いていて、階名の読み方をするならば、
key=Dの基準である「レ」を「ド」に置き換えて読んでいきます。

この場合、「レ」が「ド」という基準に置き換わるので
「レ、ミ、ファ♯、ソ、ラ、シ、ド♯」という音符が書かれていれば、
 「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」という読み方になります。


音名の方は、keyによって「ド」の位置が変わらないので「固定ド」
階名の方は、keyによって「ド」の位置が変わるので「移動ド」とも呼ばれます。

なお厳密には、音名は「A,B,C…」や「ハ、ニ、ホ…」で表記、
階名は「ド、レ、ミ…」で表記するというルールもありますが、
現在の日本では、区別せずに使われることが多いようです。

また、現代ではコード表記も重要な意味を持つので、
短音をアルファベット表記すると、逆にややこしくなります。

よって、僕が作曲指導する時にも、
短音のメロディやベースラインなどは「ド、レ、ミ」
コードネームは「C、D、E」という表記で書くようにしています。

いずれにせよ、最初に紹介した「音の呼び方の関係」を覚えておけば、
どんな場合にも対応できるでしょう(^◇^)ノ
ぜひ、覚えておいてくださいね。


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