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シンセパッド系の奏法(オープンボイシング)

今回は「パッド系」です。

パッドとは、全体を包み込むようなフワ~ッとした持続音系の音色です。
絵でたとえると「背景」のような使い方をしますね。

パッドを弾くときには、コードチェンジなどで音が切れないように、
できるだけペダルを使いましょう。

パッドを弾く時にポイントとなるのは「ボイシング(ヴォイシング)」でしょう。

ボイシングとは、コードの押さえ方です。

ボイシングには大きく分けて2つあります。

■クローズ・ボイシング

4和音が1オクターブ以内に密集しているものです。
片手で弾く時は、クローズボイシングで弾きます。

■オープン・ボイシング

4和音が1オクターブ以上に広がったものです。
今回はこの「オープン・ボイシング」についてお話ししましょう。

クローズ・ボイシングがスピード感があるのに対して、
オープン・ボイシングはサウンドに広がりが出ます。

比較的テンポの遅い曲に向いていますね。

(1)ドロップ2(図1)

図1 ドロップ2

これはクローズ・ボイシングの第2声(上から2つ目の音)を1オクターブ下げたものです。

新たな第2声(元の第3声)をテンションに変えてもいいでしょう。

図では左にクローズ・ボイシング、真ん中にオープン・ボイシング、
右にテンションを使ったオープン・ボイシングを載せています。

(2)ドロップ3(図2)

図2 ドロップ3

クローズ・ボイシングの第3声を1オクターブ下げたものです。

新たな第3声(元の第4声)をテンションに変えてもいいでしょう。

上2音が3度音程になるところがポイントです。

(3)ドロップ2&4(図3)

図3 ドロップ2&4

クローズ・ボイシングの第2声、第4声を1オクターブ下げたものです。

新たな第2声(元の第3声)をテンションに変えてもいいでしょう。

以上の押さえ方をすれば、広がりのあるサウンドが出来上がります。

試してみてください。

次回はピコピコ音「シーケンス系」をご紹介します。


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