今回は転調でよく使われるテクニック「サブドミナントマイナー」を紹介します。
サブドミナントマイナーとは?
サブドミナント・マイナーコードとは、
同じ主音同士のマイナースケールから、サブドミナントコードを借りてくる転調テクニックです。
例えば「C-メジャースケール(key=C)」の曲であれば、「C-マイナースケール(key=Cm)」のサブドミナントコードを借りてきます。
具体的には、key=Cのサブドミナント「F」を、
key=Cmのサブドミナント「Fm」に置き換えるという使い方ですね(図1)。

図1. サブドミナントマイナー(Key=C)
このように、メジャーのコード進行中にサブドミナントマイナーを使うことで、
一時的にマイナーの雰囲気を取り入れることができます。
繊細でクラシカルな響きなので、バラードなどに多用されることが多いですね。
サブドミナントマイナーの代理コード
サブドミナント・マイナーでは、key=Cm以外の音も含む「サブドミナントマイナーの代理コード」も含めると図2の様なコードがよく用いられます。


図2. サブドミナントマイナーと、その代理コード
サブドミナントマイナーの代理コードを作るには、
key=Cmの音(ド、レ、ミ♭、ファ、ソ、ラ♭、シ♭)を基本として、
key=Cm以外の音を1つか2つだけ混ぜます。
例えば、「DbM7(レ♭、ファ、ラ♭、ド)」というサブドミナントマイナーの代理コードは、
key=Cmの音に、1つだけkey=Cmではない「レ♭」を混ぜています。
「Ab7(ラ♭、ド、ミ♭、ソ♭)」というサブドミナントマイナーの代理コードならば、
key=Cmの音に、1つだけkey=Cmではない「ソ♭」を混ぜています。
サブドミナントマイナーの使い方とコード進行例
使い方としては、コード進行内のサブドミナント部分を、
サブドミナントコードに置き換えます。
例えば、以下のようなコード進行も考えられますね。
【転調前】F → C
【転調後】Fm → C
【転調前】F → F → C
【転調後】F → Fm → C
【転調前】F → G → C
【転調後】Fm → G → C
【転調前】Dm7 → G → C
【転調後】Bb7 → G → C
【転調前】FM7 → Dm7 → C
【転調後】AbM7 → DbM7 → C
いかがですか?
簡単に個性的な曲が作れそうですよね?
次回は「ディミニッシュ・コードを使ったコード進行」を紹介します。
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