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転調とメロディーの関係

今回は「転調」の最終回です。

転調の理論についてはバックナンバーで解説しているので、
忘れた方は読み返してみましょう。

これまでコード進行中心に転調を解説してきましたが、メロディーも重要です。
最後に転調とメロディーの関係について紹介しましょう。

こちらの図も見ながら説明します。

図1 key=Cからkey=Dbへの転調

メロディーは、keyによって使える音がほぼ決まっています。
(例)
key=C:ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ
key=D:ド#、レ、ミ、ファ#、ソ、ラ、シ
など。
基本的には、転調後のメロディーはそのkeyの音を使うことになります。

さりげなく転調したい場合は、転調前後の共通音を中心にメロディーを構成していくと
スムーズにいくことが多いです。

先ほどの例で言えば、「レ、ミ、ソ、ラ、シ」を中心にメロディー作りをしていくといいですね。
そうすることによってギクシャクした感じを軽減することができます。

これと似た方法で「ペダルポイント」を使う方法もありますね。
前回の転調方法もそうでしたが、転調前後でいかに共通音をうまく使うかがスムーズな転調のポイントになります。

でも転調部分は「ハッ」とさせたいという場合にはそんなに共通音にこだわる必要はありません。
この場合は作曲者の感性によるところが大きいとは思いますが、テクニックとして一例を挙げますと、

「似たようなフレーズの繰り返し」

個人的にはこの方法が好きですね。
図1のG7とAb7のフレーズは、keyが違うだけの同じフレーズです。

みなさんもいろいろ試してみましょう!

次回からは「アレンジ編」に突入します。

ではまた次回、おたのしみに~ (^o^)/~~

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