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今回は「コンピング機能」について書いてみます。
コンピングという言葉を聞いたことが無い人もいると思いますが、
簡単に言うと、複数テイクを録音したものから、
良い部分だけを取り出し、合成する機能です。
一昔前までは、これを「波形(オーディオデータ)の切り貼り」で行っていました。
たとえば、ヴォーカルをレコーディングしたとしましょう。
レコーディングは、1回で完璧なものが録れることは稀(まれ)ですよね。
自分の納得出来る状態の歌が録れるまで、
何回か歌い直します。
通常は、何回か歌うと、
その都度、トラック分けをして管理します。
1回目=トラック1
2回目=トラック2
3回目=トラック3
・・・のような感じですね。
(※上書きせず、録音したものは全て、
別トラックへ残しておくことをオススメします)
そして、各トラックの中から、
うまく歌えたところの波形だけを切り取り、
別トラックへ貼り付けて、完成版のテイクを組み立てて行きます。
コンピング機能を使う場合は、録音するまでは同じです。
何回か歌い、その都度トラック分けしておきます。
ですが、このあと、
波形を切り貼りする必要はありません。
まずは、録音したトラックを表示させておきます。
1回目=トラック1
2回目=トラック2
3回目=トラック3
そして、各トラックの中から、
うまく歌えたところの波形を選択するだけです。
選択するだけで、完成版のトラックへ反映されるので、
とても楽です。
さらに、ここからが便利なところですが、
やり直したくなった時、通常ならば「切り貼り」をやり直す必要があります。
これが結構面倒ですよね。
ですがコンピング機能は、選択するだけなので、
マウスの操作で、簡単に選択位置を変更できます。
作業としては“一瞬”です。
コンピング機能を、まだ使ったことが無い方は、
試してみてくださいね(^◇^)ノ
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