■わくわく作曲先生HOME > DTM、作曲、レコーディングの豆知識 > パワーコードの打ち込み方パワーコードの打ち込み方難易度2★★☆☆☆___________ 今回は「パワーコードの打ち込み方」について書いてみましょう。 「パワーコード」という演奏方法をご存知でしょうか? ギタリストにはおなじみの奏法ですが、 そうでない人には、なじみが薄いかもしれませんね。 「パワーコード」とは、ロックの歪んだギターなどで良く使われ、 「力強い演奏」が簡単にできる奏法です。 具体的には、ギターの第6弦、第5弦だけで、 「完全1度」と「完全5度」だけを弾く奏法です(第6弦、第5弦以外でも可能です)。 コード「C」ならば「ド、ソ」、「Dm」ならば「レ、ラ」ですね。 ※「完全1度」「完全5度」などの「インターバル」については、 バックナンバーをご覧ください。 http://www.4th-signal.com/compose/magazine/87.html そして、「完全1度」と「完全5度」だけなので、 そのままの形を保ったまま、ズラしていくだけで さまざまなコードを弾くことが出来ます。 たとえば、以下のような弾き方をするだけで、 「C - Am - Dm - G」が弾けてしまいます。 「ド、ソ」-「ラ、ミ」-「レ、ラ」-「ソ、レ」 これは結局、「完全1度、完全5度」の組み合わせを ずらして行っただけですね。 ただ、これだと3度の音が無いので、 メジャーコードかマイナーコードか区別が付きませんよね? メジャーコードかマイナーコードかの区別は、 コード進行や、メロディ、そして他の楽器との兼ね合いで、 リスナーが想像します。 作曲にはルールがあるので、 パワーコードだけでも、十分成り立ちます。 また、ルールを知らなくても 前後の流れから自然に、都合の良いコードに解釈して聞こえます。 ではこのパワーコードを、DTMやキーボードで使うには どうすればいいのでしょうか? これは結構簡単です。 ギターと同様、「完全1度」と「完全5度」だけを打ち込み、 ディストーションギターなど、 厚みのある音色を選べば出来上がりです。 ちょっと物足りないように感じれば、 1オクターブ上の「完全1度」、「完全5度」を重ねても良いでしょう。 ちなみに、パワーコードはギターだけでなく、 オルガンなどの厚みのある音色にも有効です。 試してみてください
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