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ヴォーカルテイクの録り方

難易度3★★★☆☆
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今回は、「ヴォーカルテイクの録り方」について書いてみます。



ヴォーカルをレコーディングするには、いろんな方法があります。

レコーディングスタジオで録ってもらう方法もありますが、

今回は、個人でレコーディングする方法について書いてみますね。



個人でレコーディングする場合、

一昔前は、MTR(マルチトラックレコーダー)が主流でした。



MTRとは、複数のトラックを別々に録音でき、

各パートの音量バランスや定位(左右どちらから聞こえるかという“位置”)を

調整可能にしたものです。



カセットテープ、MD(なつかしい・・・)、ハードディスクなど

いろんな録音方法のMTRがありましたね〜。



ですが現在は、DAW(デジタルオーディオワークステーション)を使って

レコーディングする方法が主流でしょう。



DAWとは、「Cubase、SONAR、Logic、Digital Performer、Singer Song Writer、・・・」など

オーディオデータが扱えるDTMと考えてもらって構いません。



DAWはパソコンに入っている「ソフト」なので、

まずは、マイクとパソコンをつなげるための

オーディオインターフェイスという機材が必要です。



オーディオインターフェイスを介して、

歌声をオーディオデータに変換し、DAWに録音します。



レコーディングは、MTRと同じ感覚で、

納得いくまで何度も録り直しても良いのですが、

DAWでは、とても便利な技が使えます。



通常ならば、1曲全部通して歌ったり、

「1コーラス目のAメロ」「1コーラス目のBメロ」・・・など、

少しずつ歌って録音していくでしょう。



そして、間違えたり、気になるところがあると、

納得いくまで何度も録り直しになります。



ですがDAWの場合は、上記のように歌ったものを全てオーディオデータとして残しておき、

あとから、良いところだけを抜粋して組み合わせ、

1曲に仕上げることが可能です。



どういうことかというと、

たとえば「1コーラス目のAメロ」を5回歌います

(これを“5テイク録る”と言います)。



そして、その5テイクの中から、

気に入った部分だけを抜粋して、組み合わせ、

1つの「1コーラス目のAメロ」を作ります。



息継ぎを一区切りとした「1フレーズ単位」で抜粋すると、編集が楽ですが、

1語単位でも可能です。



あとは、同じ要領で1曲仕上げます。



このような方法を使うと、「1か所気に入らなかったので録り直し」ということはなくなるので、

ヴォーカルの負担が減るし、

「良いとこ取り」できるので、作品の質が向上します。



ただこの時、気を付けたいのは

何テイクも録っていると、ヴォーカルの声質が変わってくる場合があるということです。



特に、数日かけてレコーディングしたり、

食事を挟むと、声質が変わることがあります。



声質が変わってくると、組み合わせた時に

声質にムラが出来て、不自然になります。



何テイクでも録ることは可能ですが、

声質の変化にも気を配りながら

レコーディングしましょう。




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