■わくわく作曲先生HOME > DTM、作曲、レコーディングの豆知識 > ヴォーカルを聞こえやすくするミキシングヴォーカルを聞こえやすくするミキシング難易度4★★★★☆___________ 今回は、「ヴォーカルを聞こえやすくするミキシング」について書いてみます。 ヴォーカルをレコーディングし、ミキシングしてみた結果、 ヴォーカルが他の音に埋もれて、 聞こえにくくなることはありませんか? それはミキシングによって解決できます。 では、その方法を1つずつ書いていきますね。 ・ノーマライズ ヴォーカルレコーディングしたままの状態だと、 そもそも、音量が小さい場合があります。 この場合、音量を上げる必要があるのですが、 ボリュームフェーダーで調整する前に、 「ノーマライズ」という処理をしておきましょう。 「ノーマライズ」とは、簡単に言うと、 音量の小さいオーディオデータを、「音が割れないギリギリの音量」まで大きくする処理です。 「ノーマライズ」は、DTMソフトで簡単にできるので 試してみてください。 ・音量調整 録音したオーディオデータの音量に、大きな差がある場合は、 その差を抑えておく必要があります。 たとえば、「Aメロ」では小さな声だったものが、 「サビ」になるとノッテきて、大きな声になる場合がありますよね。 こういう場合は、ボリュームフェーダーで調整します。 このように、音量を安定させることで、 他の音に埋もれにくくなります。 なお、ボリュームフェーダーの動きは、 「オートメーション」によって記憶させておきましょう。 リアルタイムで、ボリュームフェーダーを動かしながら記憶させても良いし、 マウスで打ち込んでもかまいません。 ・コンプ ボリュームフェーダーで調整しきれない場合は(ほとんどの場合そうですが)、 コンプを使います。 コンプによって、細かい音量のムラを抑えます。 大きな音量差はボリューム、 細かい音量差はコンプで調整する、ということですね。 元々、大きな音量差が無い場合は、 コンプだけでもOKです。 ・EQ ヴォーカルの声質を、最大限引き出すために、 EQ調整するのも良いでしょう。 EQ調整のやりすぎは禁物ですが、 少し抜けを良くしたい場合は、高音域を少し上げたり、 芯のある声にしたい場合は、その帯域を強調します。 抑えたい音域をカットするのも良いでしょう。 そして、ヴォーカルと同じ帯域が強い楽器は、 EQによって、少し帯域をズラします。 こうすることで、ヴォーカルが聞こえやすくなります。 ・リバーブ、ディレイ リバーブやディレイなどの空間系のエフェクトを かけすぎないようにしましょう。 かけすぎると、音がぼやけてしまいますからね。 以上のことを試してみてください。 ヴォーカルの聞こえやすさが変わってくると思いますよ。
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