■わくわく作曲先生HOME > DTM、作曲、レコーディングの豆知識 > ロー・インターバル・リミットとはロー・インターバル・リミットとは難易度5★★★★★___________ 今回は、「ロー・インターバル・リミット」について書いてみます。 「ロー・インターバル・リミット」とは、 ある2和音を鳴らす際、濁らないで聞くことが出来る最低音のことです。 これだけ聞くと、わけが分からないですよね(^^;) 一言で言うと、 「密集した和音は、低い位置で鳴らさないようにしましょう」、 ということです。 低い位置で和音を弾くならば、オクターブユニゾンや、 完全5度音程にしておくと無難です。 これだけ知っておいてもらえれば、 実用レベルでは十分です。 ですが、これだけで記事を終えると ちょっと乱暴ですよね(^^;) では、どういうことか、 もう少し説明していきますね。 2つ以上の音を、同時に鳴らした状態を和音と言います。 和音にすることで、単音で弾いた時よりも 豊かな響きになります。 これは、2つの音が持つ波長が、調和するためです。 ですが、低い音域で和音を鳴らすと うまく調和しない現象が起きてきます。 この限界ギリギリの低さが、「ロー・インターバル・リミット」です。 なぜ、低音では調和しにくくなるのかというと、 低音の方が、倍音成分が多くなり、 この倍音が邪魔をするからです。 余計な音が聞こえる状態になるんですね。 ※倍音については、こちらの記事も参考にしてください。 ヴォーカルを豊かな声質にする方法 「ロー・インターバル・リミット」は、 実際に、どのくらいの低さで、どの2和音を弾くと濁るのか 計測結果が出ています。 ですが、倍音成分は楽器によって異なります。 聞く人の個人差によって、濁るかどうかも変わるでしょう。 そのため、実際の響きを確認しながら 確かめることをオススメします。 響きがあやしいと思ったら、 2音のインターバルを広げたり、 少し高い位置に変更してみましょう。
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