続・シンセで音づくりする際の基本(エンベロープ・ジェネレーター)

続・シンセで音づくりする際の基本(エンベロープ・ジェネレーター)


わくわく作曲先生♪トップページDTM、作曲、レコーディングの豆知識 > 続・シンセで音づくりする際の基本(エンベロープ・ジェネレーター)



今回は「続・シンセで音づくりする際の基本(エンベロープ・ジェネレーター)」について書いてみます。


これまで、シンセサイザーで音づくりする際の、

基本を紹介しました。


【概要】
シンセサイザーで音づくりする際の基本


【LFO】
続・シンセで音づくりする際の基本(LFO)


今回は、その続編を紹介します。


今回紹介するのは「エンベロープ・ジェネレーター」と呼ばれるパラメーターです。

簡単に言うと、「時間とともに、どのように変化するか」を

コントロールするものです。


EG」や「ENV」と略されたり、

ADSR」と呼ばれたりします。

(※ADSRについては、後ほど記載します)


まずは、「VCO」「VCF」「VCA」について

簡単に復習しておきましょう。


「VCO」は、音の波形や高さなどを調節するもの、

「VCF」は、不要な帯域の音をカットするフィルター、

「VCA」は、音量変化をコントロールするもの、でしたね。


「エンベロープ・ジェネレーター」は、

「VCO」「VCF」「VCA」の

どれにもかけることが出来ます。


一番イメージしやすいのは「VCA」だと思うので、

「VCA」に「エンベロープ・ジェネレーター」をかけたと仮定して

説明しますね。


「エンベロープ・ジェネレーター」は、

以下の4つのパラメーターで構成されます。


・アタックタイム(A)

アタックタイムとは、鍵盤を押して、

(最大の)音が鳴るまでの時間を表したものです。


・ディケイタイム(D)

ディケイタイムは、最大になった音が

一定のレベルに減衰するまでの時間を表したものです。


・サスティンレベル(S)

サスティンレベルは、持続する一定レベルの

大きさを表したものです。


・リリースタイム(R)

リリースタイムは、鍵盤を離して、

音が消えるまでの時間を表したものです。


たとえば、「ポ〜ン♪」というシンセ音を作ったとしましょう。


鍵盤を押して、「ポ」が鳴るまでの時間が「アタックタイム」、

「ポ」から、音が安定する「〜」になるまでの時間が「ディケイタイム」、

「〜」の音の大きさが「サスティンレベル」、

鍵盤を離して「〜」から「ン(消音)」までの時間が「リリースタイム」です。


このため、「エンベロープ・ジェネレーター」は、

ADSR」と呼ばれることがあるんですね。


上記は、「VCA(音量変化)」に

「エンベロープ・ジェネレーター」かける例で説明しましたが、

「VCF」にかけてフィルターの変化をコントロールしても良いし、

「VCO」にかけて音程の変化をコントロールしても良いでしょう。


今回も、アルファベットがたくさん出て来て、

難しかったかもしれません(^^;)


→「DTM、作曲、レコーディングの豆知識」のもくじへ戻る

→わくわく作曲先生「トップページ 」へ戻る



その後は、まぐまぐ時代にエンターテイメント部門1位を獲得した
メルマガ「秘密の音楽法♪」の最新版を、毎週お届けします。


購読は無料です。
今すぐご登録ください♪

メールアドレス入力欄


※メールアドレスが間違っていると届かないので、
正確にご記入ください。