■わくわく作曲先生HOME > DTM、作曲、レコーディングの豆知識 > ハープの仕組みハープの仕組み難易度4★★★★☆___________ 今回は「ハープの仕組み」について書いてみましょう。 ハープという楽器はご存じだと思います。 「ポロロ〜ン」という、 美しい響きを奏でる楽器ですね。 ですが、オーケストラなどでよく見かけるハープに ペダルが付いているということは、 あまり知られていないのではないでしょうか? ハープの弦は、「ド♭、レ♭、ミ♭、ファ♭、ソ♭、ラ♭、シ♭」という 「C-メジャースケール」を半音下げた順(Bメジャースケール)で並んでいます。 そしてペダルは、「ド」用から「シ」用までの7つあり、 それぞれ3段階になっています。 ペダルは、踏み込みこまず、一番上の段にすると「♭」、 1つ踏み込んで2段目にすると「ナチュラル」、 2つ踏み込んで3段目にすると「♯」を意味します。 たとえば、「ド」用のペダルで考えると、 踏み込みこまず、一番上の段にすると「シ(ド♭)」、 1つ踏み込んで2段目にすると「ド」、 2つ踏み込んで3段目にすると「ド♯」になります。 ハープに張られている、全ての「ド」の弦が、 ペダルによって半音ずつ変化するという仕組みです。 「レ」のペダルならば、 踏み込みこまず、一番上の段にすると「レ♭」、 1つ踏み込んで2段目にすると「レ」、 2つ踏み込んで3段目にすると「レ♯」ということですね。 この仕組みによって、keyを操作することが可能になります。 全てのペダルを踏み込まなければ「B-メジャースケール」、 全てのペダルを1つ踏み込めば「C-メジャースケール」ですね。 では、「ド」用と「ファ」用を2つ踏み込み、 その他は1つだけ踏み込むとどうなるでしょうか? 答えは以下のようになります。 「ド♯、レ、ミ、ファ♯、ソ、ラ、シ」 これは「D-メジャースケール(レ、ミ、ファ♯、ソ、ラ、シ、ド♯)」ですね。 以上のような仕組みになっています。 ハープの足元を見る機会があれば、 ペダルを意識してみると面白いかもしれませんね。
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