■わくわく作曲先生HOME > DTM、作曲、レコーディングの豆知識 > ストリングスの打ち込み方ストリングスの打ち込み方難易度3★★★☆☆___________ 今回は「ストリングスの打ち込み」について紹介します。 まず「ストリングスとは何か」ということについて説明しましょう。 一言でいえば「弦楽器」です。 特にオーケストラでは、以下の4つを指します。 ●バイオリン ●ビオラ ●チェロ ●コントラバス それでは一つずつ特徴を見ていきましょう。 ●バイオリン これは一番有名ですね。 中音から高音域を担当します。 速く複雑なフレーズにも対応できる、柔軟な楽器です。 ●ビオラ バイオリンより少し大きく、中音域担当です。 音もバイオリンによく似ていますが、少し柔らかい感じです。 ビオラがソロを弾くことはあまりないのですが、アンサンブルには欠かせない 縁の下の力持ち的な役割です。 ●チェロ 低音域担当です。 力強いあたたかい音がします。 低音域担当ですが、ソロでもよく使われます。 ●コントラバス チェロよりもさらに低い低音域担当です。 ダブルベース、ウッドベースとも呼ばれますね。 ベース担当と思ってもいいでしょう。 以上4つの楽器だけで編成される組み合わせもありますが、 複数人、複数楽器で編成される場合が多いでしょう。 大人数で演奏すると、タイミングや音量などに微妙なズレが生じます。 このズレが、広がりのある音を生み出します。 ちなみにDTMではこの大人数編成をシミュレートした「ストリングス」という音色もあります。 おそらくDTMでは、この「ストリングス」という音を使うことの方が 多いのではないでしょうか。 それでは、ここからは「打ち込み方」を紹介していきますね。 こちらの図を見てください。 ⇒ 図を見る ここで、ちょっとバイオリンを弾いている演奏者を 想像してみてください。 バイオリンは主に、弓で弾きますよね。 優雅な曲だとすると、ゆっくりと徐々に音が大きくなっていき、 静かに消えていく・・・ こんな風景が想像できると思います。 これってどうやってキーボードで表現しますか? キーボードとバイオリンとでは、 楽器の構造が異なりますよね。 ボリュームを動かす? それも一つの方法でしょう。 でもここでは「エクスプレッション」を使ってみましょう。 エクスプレッションとは、ボリュームに似ているのですが、 主に「音の抑揚」を付けるために使います。 細かい音の表情はエクスプレッションで設定し、 ボリュームは他の楽器とのバランスをとるために使います。 では使い方を見ていきましょう。 図の音符をそのまま打ち込むと、音が単調なので ストリングスらしくありません。 こういう場合は、図下の「exp.」にあるように エクスプレッションによって、抑揚を表現します。 こうすれば、なめらかなバイオリンらしい演奏が 表現できるわけです。 ただし、音源によっては、 エクスプレッションが効かないものもあります。 その場合は、ボリュームで代用してかまいません。 是非試してみてくださいね(^◇^)ノ
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