■わくわく作曲先生HOME > DTM、作曲、レコーディングの豆知識 > トリルとトレモロの違いトリルとトレモロの違い難易度2★★☆☆☆___________ 今回は「トリルとトレモロの違い」について書いてみましょう。 トリルやトレモロは、バイオリンなど弦楽器によく使われる奏法で、 音をゆらしたり、ふるえさせたりする奏法です。 ですが、「この2つの奏法の違いは?」と聞かれると、 迷うかもしれませんね。 では、1つずつ紹介します。 ■トリル まず、トリルとは、ビブラートに似ていますが、 それよりも、もっと大げさに音程を変化させます。 「短2度」や「長2度」動かします。 音程で書けば「ドレドレドレドレ」のように 素早く音を交互させながら弾きます。 DTMで打ち込むならば、2通りの方法があります。 簡単な方法は、32分音符などの「短い音データ」を 「ドレドレドレドレ」のように打ち込む方法です。 もう一つの打ち込み方法は、 全音符など「長い音データ」で「ド」を打ち込み、 ピッチベンドを使って、 「ドレドレドレドレ」のように音程変化させる方法です。 この時、ピッチベンドは、なめらかな動きではなく、 「ON/OFF」のような、階段状の動きにすることがコツです。 ■トレモロ 一方、トレモロも音をゆらす奏法ですが、 バイオリンなどの弦楽器ならば、 「弓で行うトレモロ」と「指で行うトレモロ 」があります。 「弓で行うトレモロ」は、バイオリンの弦を弾く弓を、 小刻みに上下(押し引き)させて音を揺らします。 音の強弱で“ゆれ”を作るということですね。 「弓で行うトレモロ」は、音程変化しません。 「ド(強)、ド(弱)、ド(強)、ド(弱)・・・」のように素早く弾きます。 DTMで打ち込むならば、32分音符などの「短い音データ」を 「ドドドドドドドド」のように打ち込み、 ベロシティによって強弱を付けます。 「指で行うトレモロ 」は、実はトリルと同じです。 「ドレドレドレドレ」のように、 素早く音を交互させながら弾きます。 打ち込み方法も、トリルと同じです。 つまり、「トリル」と「トレモロ」は、別物ではなく、 「トレモロ」の中に、「トリル」が含まれるという事ですね。
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