曲構成の考え方
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今回は「曲構成の考え方」について書いてみましょう。
曲の構成は、「8〜16小節からなるメロディ」を1つのブロックとし、
いくつかのブロックから成り立っています。
このブロックに、「A」から順番にアルファベットを振っていき、
「Aメロ、Bメロ…」と呼びます。
日本のポップスでは、「Aメロ - Bメロ -Cメロ(サビ)」という順序で、
構成されることが多いですね。
そしてさらに、「Aメロ−Bメロ−Cメロ(サビ)」を「1コーラス」いうブロックで数え、
2〜3コーラスで構成されている曲が多いです。
曲の構成を考える時には、歌詞との関係もありますが、
曲の主役である「サビ」を中心に考えることが大切です。
僕が作曲をする時には、
「サビ」をどのように引き立てるかを考え、
「サビ」を活かすように構成を組み立てて行きます。
まずは「サビ」を引き立てるために、
「サビ」の直前には、「サビ」への期待感を感じさせるようなブロック「Bメロ」を置きます。
その直前には「Bメロ」へつなげるとともに、曲の導入になるようなブロック「Aメロ」を置きます。
このような考え方をすると、先ほど書いたような
「Aメロ−Bメロ−Cメロ(サビ)」という流れが、
「バランスの良い流れ」という結論になります。
または、「曲の導入」と「サビへの期待感」を同時に表現するような「Aメロ」を作れば、
「Aメロ−Bメロ(サビ)」という1コーラスにするのも“有り”です。
この場合、「Bメロ」が「サビ」になります。
あるいは、「サビ」のあとに、余韻を感じるようなブロックがほしい場合は、
「Aメロ−Bメロ−Cメロ(サビ)-Dメロ」という構成も考えられますね。
1コーラスを作った後は、それを拡張して1曲に仕上げて行きます。
一般的には、1コーラスを2回繰り返し、
間奏をはさんで、最後に「サビ」を数回繰り返すパターンが多いでしょう。
この時、単純に1コーラスを繰り返しても面白くないので、
2コーラス目は、何か変化を付けることをオススメします。
ギターを加えたり、フレーズに変化を付けるだけでもかまいません。
何らかの変化を付けることで、
リスナーを飽きさせない工夫になります。
最後は、主役である「サビ」を繰り返し、
曲を盛り上げましょう。
ここでも、単純に繰り返すよりは、
何らかの変化を付けた方が良いですね。
楽器を加えたり、メロディを少し変化させたり、半音上に転調させたり、
いろいろ変化を付ける方法があります。
なお、主役である「サビ」を、
一番最初に置くのも効果的です。
この場合、いきなり「サビ」から始まるので、
インパクトのある構成になります。
以上のように考えながら、曲の構成を練ってみてください(^◇^)ノ
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