複数台のシンセを使い分けるコツ
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今回は「複数台のシンセを使い分けるコツ」について書いてみましょう。
初めてシンセを買った時、またはDTMに内蔵されている音源(ソフトシンセ)だけを使っている時は、
あまり気にならないかもしれませんが、
慣れてくると、さらにいろんな音色を使いたくなるので、
シンセを増やしたくなりますよね。
ですがシンセが増えてくると、膨大な音色数になるので、
使いこなすのも大変になってきます。
これらの音色を使いこなすには、
ちょっとしたコツがあります。
それは、新たなシンセを購入したら、
そのシンセのプリセット音色を“可能な限り全て”聞いてみるということです。
以前、「新たな機材を購入したら、
まずマニュアルに、一通り目を通した方が良い」ということを紹介しましたが、
これも同じような発想です。
⇒
【新しい機材を導入した時に、まずやること】
シンセのプリセット音色には、
そのシンセで出すことが出来る音色が入っているので、
シンセのクセがつかめてきます。
たとえば、高音域の抜けが良い、中音域の音が太い、
生楽器系に強い、シンセ系音色(実際には存在しない、構成して作る音)に強い、
音が硬い、暖かみがある、など、
それぞれ特徴があります。
これらの特徴は、上記のようなハッキリとした言葉では表現しにくいかもしれませんが、
自分なりの感覚でつかめていればOKです。
シンセには、大きく分けて、
「特定の楽器専用音源」と「マルチ音源」がありますが、
特にマルチ音源には、いろんな音色が入っているので、
プリセット音色を全て聞いておくことは有効です。
シンセの特徴がつかめていれば、
イメージに合った音色を選びやすいですからね。
たとえば、「この曲はダンスミュージックぽくしたいので、
ストリングスはリアルな音よりも、ややシンセ的(合成音的)にして、
全体の音になじむようにしたい」という場合などに、
適切なシンセを選びやすくなります。
なお、プリセット音色に
「○○piano」「○○strings」など、楽器名が入っている音色がありますが、
楽器名にとらわれないほうが良いかもしれません。
たとえば、「○○bass」ならば、通常は低音域の音を「ベース音色」として使いますが、
高音域の音を、ピコピコしたアルペジオなどの、
シーケンスフレーズに使うという方法も考えられます。
それぞれのシンセが持つ「音色のイメージ」を
つかむようにしましょう(^◇^)ノ
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