ヴォーカルディレクションのやり方
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今回は「ヴォーカルディレクションのやり方」について書いてみましょう。
DAWソフトが発達し、誰でもパソコンだけで1曲完成させることが出来ようになってきてから、
「ヴォーカルディレクション」という言葉をよく聞くようになりましたね。
「ヴォーカルディレクション」とは、
「ヴォーカルパートの制作指揮をすること」と考えれば
分かりやすいでしょう。
たとえば、自分の作った曲に歌を入れる場合、
ヴォーカルへいろんな指示をしたり、
録音後のヴォーカルデータを編集したりする作業のことです。
具体的には、以下のような作業です。
■1、録音環境作り
まず、良い音を録音するためには、録音環境が大切です。
マイクの種類や、マイクの位置、
部屋の音響などを調整します。
ヴォーカル録音する際、歌声以外の音(他の楽器の音など)をマイクが拾わないよう、
ヴォーカリストはヘッドホンを付けて歌います。
この時、ヘッドホンから聞こえる音量バランスや、
エフェクトのかかり具合によって、
ヴォーカルが気持ちよく歌えるか、歌いにくくなるかが変わってきます。
ヴォーカリストにも確認しながら、
最適なバランスで聞けるように調整しましょう。
※こちらの記事も参考にしてください。
→
ヴォーカルのレコーディング方法
■2、歌い方の指示と録音
自分が歌うならば良いのですが、
ヴォーカリストに歌ってもらうならば、
どのように歌ってほしいのかを指示します。
この時、ピッチ(音程のズレ)やリズム(タイミングのズレ)は、
あとから波形編集で補正できるので、
抑揚の付け方や、感情の表現方法などを重視しましょう。
現在のDAWソフトでは、音量変化の調整や、ビブラートも人工的に作り出せますが、
やはりヴォーカリストにやってもらった方が良いでしょうね。
■3、編集
1回で完璧に歌えるヴォーカリストは少ないので、
何テイクか録音することになります。
何テイクか録音した中から、最も良いテイクを抜き出し、
切り貼りしながら、ヴォーカルテイクを作ります。
※こちらの記事も参考にしてください。
→
コンピング機能
その後、ピッチやリズムの補正をおこないます。
ただ、ピッチ補正する際は、
ヴォーカリストの良さ(個性)を消してしまわないように気を付けましょう。
※こちらの記事も参考にしてください。
→
ピッチ補正の落とし穴
■4、ミキシング
上記の順で、ヴォーカルパートが仕上がったら、
他の楽器とのバランス調整や、エフェクト処理をして
1曲完成させます。
以上のことを意識しながら、ヴォーカルディレクションしてみてくださいね(^◇^)ノ
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